図書が届き始めて半年。

ひなのやのちいさな図書館を始めて5か月。

もうすぐ9月分の図書が誠光社の堀部さんから届きます。

私たちも毎月楽しみに待っています。

 

決まった予算内でひとつのテーマに沿って

膨大な数の本の中から当店の棚に合う本を選びとる

「選書」という作業は

新しいものを生み出すことと同じことなんだろうなと思うことがあります。

 

届いた本を並べたときに出るテーマごとの雰囲気というのでしょうか。

ひとつのテーマの本の中には洋書や絵本も混じっていて、

自分が本屋さんに足を運んだだけでは出会えない本ばかり。

月を追うごとに棚自体の存在感も増し、お店の充実感も増しています。

 

そこまで踏まえて本を選ぶ、「選書」という作業。

だれでもできることではありません。

個人的には、届いた本の中身以上に

選書されてやってきた本たちの「空気」のようなものを

楽しみにしている気がします。

 

図書を楽しんでくださるお客様を見ていると

 

こんな小さな場所でも

本があれば

パン豆に出会えるだけでなく

別の出会いが生まれて

そこから別の物語が始まっているんだろうなと思います。

 

そのうち、

借りて帰るだけでなく、

読んで帰れるような広い場所があって、

コーヒーも飲めて

そうすれば

返しに来られないような

遠い距離にお住まいのお客様にお越しいただいても

ゆっくり図書を楽しんでもらえるのになーと

最近思います。(パン豆はどこにいった)

 

その妄想をかなえるためには

結局がんばって日々パン豆に励むしかないんだと

はっと気づき、本日もひなのや営業です。

 

ひなのや壬生川駅前店店長