ソトコト2016年7月号で紹介いただきました

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6/3発売のソトコト2016年7月号
「ソーシャルな、お買い物。」にて
ひなのやのパン豆が紹介されています。

全国雑誌にインタビューを受けて掲載されるのは初めてのこと。
しかも1Pまるっと!

パン豆で、地域愛を再発掘。
という、すてきなキャッチコピー付き。

ただ美味しいから、という理由でなく
社会的に価値があるモノ、という評価をしていただいていると解釈しています。

 

ひなのやとして、大切にしている点は、

もちろんポン菓子専門店ですので、ポン菓子の、
お菓子としての品質の向上や、
よりお客様に喜んでいただけるような商品の展開も日々努力しておりますが、

いわゆる、「おいしい人気のお菓子屋さん」との最大の違いは、
やはり、地域性ありきの商品づくりをしている点だと思います。

パン豆(ポン菓子)は愛媛県東予地方の人にとっては、
昔から馴染みの縁起の良いお菓子です。(結婚式の定番引菓子)

土着的なお菓子と言ってもいいかもしれません。

しかしながら、その土着性ゆえに、
時代の移り変わりや生活者の趣味嗜好の変化に対応できず、
次第に古びてきていたお菓子です。

そんなパン豆を、パッケージのデザインであったり、
フレーバーの展開性、商流の絞り込み、といった工夫や知恵を乗せて、
リファインすることにより、地域の生活者にも再評価され、
はたまた、地域外に暮らす人たちにもご支持(ご購入)頂けるようになりました。

これは言いかえると、
地元住民にとっては、昔からの地域の慣習の再評価であり、
域外に暮らす方たちにとっては、知らなかった他地域の文化に触れることだと思っています。

そうした、
昔からあるものに、何らかの付加価値を加えて、
それを自ら再評価し、また各地の方たちとシェアできるような、
そんなコミュニケーションが増えれば増えるほど、

日本はとてもカラフルで、個性にあふれた、素敵な国になっていけるのではと考えています。

日本各地にはその土地で昔から育まれてきた独特の衣食住があります。
それらが、(主には)経済効率の名の下に淘汰され、
評価されないままに世の中から姿を消していく事はとてももったいないことだと思います。
(地方の消失、観念の均質化)

昔からその土地にあるものに、少しの知恵と工夫を加えることで、
これからの私たちの生活にも十分な彩りを与え続けてくれる。

ひなのやのパン豆はそうした商品になりたい、と切に願い、日々奮闘しております。
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