ひなのやのちいさな図書館
2015.8選書テーマ「大人も一緒に楽しめる絵本」
絵本は子どもたちだけのものではありません。絵と文字の組み合わせとページの流れによって物語る絵本というメディアは、戦後より、一流のデザイナーやアーティストによる格好の実験の場として機能してきました。また、専門分野に足を踏み入れる際には絶好の入門書として、門外漢の読者にはあなどることができません。さらには、子どもが抱く疑問は素朴で根源的で、大人も関心を持てるはず。書店では便宜上絵本コーナーに設置されているものでも、この小さな図書館では「大人の本」と一緒くたです。この機会に普段通り過ぎていた絵本に目を留めて、ページを開いてみてください。そこには、嬉しい驚きがまっているはずです。大人も子どもも共有できる、最良のコミュニケーションツールを厳選しました。
2015.8.26 堀部篤史
選書は堀部篤史さん(誠光社/元恵文社一乗寺店店長)にお願いしています。
図書はどなたでも借りられます。(要返却)