ひなのやがポン菓子を作り始めたきっかけは、近所のおじさんに
「田んぼを一枚作ってくれんか?」と頼まれたことにあります。
ひなのやがある愛媛県西条市は、
西日本最高峰「石鎚山」からのきれいな伏流水に恵まれ、
毎年夏になると、生命力に溢れた淡い緑色の田んぼが広がる
県内有数の穀倉地帯です。
この地では古くから、
地域で穫れる良質なお米をポン菓子に加工し、
結婚式の引菓子に使うという独特の婚礼文化があり、
いまなお、人々の暮らしの中で脈々と受け継がれています。
その土地で穫れる資源を原料に、
その土地に住まう人間が手を加え、
その土地の伝統文化に携わる。
そんなその土地ならではの営みを、
「地域の個性」として、広く世界のみなさまにお届けしたい。
そして、「地域の個性」として、
地域のみなさまから信頼され、長くご利用いただける、
そんなお店になりたいと思っています。
店主 玉井大蔵
地元西条で作られるお米を原料に、
常時10種類前後のフレーバーをラインナップ。
パッケージデザインにもこだわり、
従来の古く素朴なポン菓子の印象を一新する、
現代の新・ポン菓子ブランドを確立。
地元直営店はもとより、
日本各地(一部海外)で販売展開しています。
ひなのやは、ポン菓子屋ですから、
まずは小難しい理屈は抜きにして、
「気軽で素朴で美味しく、楽しいお店であること」を大切にしています。
その上で、地元で婚礼福菓子にも使われ続けているポン菓子を、
「地域の個性」として広く世界に発信すること。
このふたつの役割を大切に、日々ポン菓子作りに励んでおります。
確実な栽培管理のもと、高品質で新鮮な「その年の新米」のみを使用しています。収穫後も低温保管庫で貯蔵し、お米の鮮度低下を最小限にとどめています。
できる限り国産原料で、安心安全な品質のものを選びます。
ただ、あまりに「国産」「オーガニック」といった要素にこだわり過ぎると、ひなのやが大切にしている「お菓子のおいしさ、楽しさ」が結果として後回しになってしまうことも。
そうならないように、「あくまでお菓子は、おいしく楽しく」をモットーに、国内外のよい素材を取り入れながらポン菓子作りに取り組んでいます。
えひめのポン菓子屋ですから、できるかぎりその土地のものを使いたい。
代表商品のポン菓子「伊予柑」に使われる伊予柑ピールや、知る人ぞ知る奥伊予新宮村の「かぶせ抹茶」など、その土地の個性をポン菓子にのせてお届けします。