2020年12月4日

    金沢に住んでいた。

    学生時代、北陸の金沢という街に住んでいました。
    就職してからも金沢にいたので、なんやかんやで8年くらい暮らしてました。
    住み始めて一年目の12月は北陸名物の「どんより曇天、ずっと晴れ間ナシ」に結構気持ちがやられた思い出があります。瀬戸内の冬は真逆で馬鹿みたいにカラッと晴れ続きですから、そのギャップに戸惑いました。それでも大学の裏山に市営スキー場があったこともあり、愛媛では機会のなかったウインタースポーツで北陸の冬を満喫していました。
    金沢を離れてもう15年以上になりますが、よく思い出すのは「21世紀美術館」と浅野川河畔の風景です。休日の朝は足しげく21世紀美術館に通ってました。いまはどうなっているかわかりませんが、当時は無料で利用できるスペースがわりと広く設けられていて、自由に読める雑誌や本、それに到底自分では買えない北欧系のデザインチェアがドンドンと置かれていて、そこに座って本を読みながら気持ちの良い時間を過ごすことができました。
    浅野川河畔は主に夕暮れ時。河畔にいきつけのラーメン屋があって、そこでラーメンすすった後、川べりを散策する。あの辺りは東山とか主計町のお茶屋街があって「金沢らしい」雰囲気を満喫できました。
    いま、一応曲がりなりにもモノを作り仕事をするようになって、その手の専門教育を全然受けていないのに何とかやれているのは、あの時金沢で過ごした時間があったからだと思います。暮らしの中に、ある種の「お手本」のような雰囲気が溶け込んでいて、無意識のうちにシャワーのように浴び続けることができたのかなと。
    そろそろまたシャワー浴びにいきたいなぁと思いますね~。冬は酒と肴が一段と美味くなる季節なんですよねぇ。