昨晩は自治会青年部の夏の打ち上げのような集まりがありました。
年に何回かこうした自治会青年部の行事がありますが、
参加するたびに、「青年」の定義についてしばし思いを巡らしてしまいます。
171回目のコラム、よろしくお願いいたします。
ちなみに、いま「青年」について調べてみたら、
青年心理学では25~26歳を青年期の終わりとしているそうです。
なるほど、気持ちが25~6歳であれば「青年部」なんとか成立する模様。納得です。
さて。
来月のハナシですが、
9/20-23の四日間、東京青山で開催される「青山星灯篭」という地域の催しに参加させて頂きます。
会期中の21日のみのワンデイ参加ですが、小型のポン菓子機を持ち込ませて頂き、
ポン菓子ボカン!な実演イベントをやる予定です。
「青山星灯篭」は、江戸時代から明治時代初期頃まで、青山・百人町周辺にて、
旧暦7月に一ヶ月間行われていたお盆の時期の地域行事なんだそうです。
長い竹竿の先に赤い提灯をつけて高く掲げて町の通りを飾り、
夜にはまるでたくさんの星が出ているように見えたところから「星灯篭」と呼ばれ、
二代歌川広重の浮世絵にも描かれたりしています。
2017年に、青山界隈に住まわれていたりお仕事をされている有志の方たちによって、
約150年振りに再興され、年々掲げる星灯篭の数も増えているそうです。
「この青山星灯篭を甦らせることで、逝きし人や土地の記憶に思いを馳せ、
青山らしい暮らしとは何かを見つめ直すきっかけになればと考えています。」
との実行委員会談。
青山とか表参道といえば、ハイエンドなブランドショップやおしゃれなカフェ、
常に最先端にアップロードされ続ける流行の発信地というイメージ。
およそ「その土地に根付く”青山らしい”生活」という観点でみたことはなかったです。
少し青山の歴史を紐解くと、
いまのようなファッションや流行の街になったのは、高度成長期に入ってから。
面白かったので少し書き記しますが、
1960年代にアイビーファッションで一世風靡したVANヂャケットのデザイナー、
石津謙介氏がVAN本社を青山に移したのがきっかけ。
石津氏の「流行は高いところから低いところへながれる」という思想の元、
渋谷や原宿よりも土地が一段高い、青山が選ばれたそうです。
その後、コシノジュンコやイッセイミヤケといった後の世界的ファッションブランドの出店が続き、
70年代にはコムデギャルソン、プラダ、ラフォーレ原宿、
80年代にはヨージヤマモト、アニエスベー、ラルフローレン、スパイラルなどなど、
ざっとひと世代、25年くらいの時間の中で急速に「ファッションの街」へと変貌を遂げていきました。
ではそれ以前の青山はどうだったのか?
意外や意外、実は「庶民の町」の風情色濃い住宅地だったそうです。
かの有名な表参道ヒルズ。そこは再開発される前は「同潤会アパート」という、
国策の集合住宅が立ち並んでおりました。
それ以前は木造の住宅地。
1923年の関東大震災で壊滅的な被害を被り、
その復興の過程で当時としては最先端のコンクリート集合住宅が整備されたそうです。
今回、イベントのメイン会場となる「ののあおやま」という複合施設も、
実はそうした集合住宅(都営アパート)の再開発跡地にできた空間です。
現在も、都営アパートは実はわりと青山に残っていますし(再開発予定ではあるが)、
ちょっと喧騒をさけた通りに入ると個人商店のお店も結構残っているそうです。
(残っている、という表現が実に失礼ではありますが。。)
今回のイベント出店は、そんな青山の土着的な地元のお祭りへの参加です。
いつもの商業的なイベントとは違って、
その土地の成り立ちとか、そこに関わる人たちのさまざまな思惑とか、
そうした普段の往来では垣間見えない、まちの面白さに触れる機会となっています。
面白いですね、まだひと月くらい先のハナシですが、
いまからとても楽しみにしている仕事の一つです。