2023年8月18日

    2023お盆は仕事!(後編)

    つい先日のこと、
    古くからのお取引先さまが新しいお店を出されるとのお話が。

    新しいお店はとてもシンプルでミニマムな内装。
    それに合わせて商品ラインナップも、現在をベースにしつつも、
    「よりラディカルなものづくり」に焦点を当てた構成にしていきますとのこと。
    ありがたいことに、その「ラディカルな~」の視点でひなのやもご一緒させて頂くことになりました。

    さぁ、さてと。
    このオファーをもらったあとに、まず最初に僕がやったことは、
    Googleに「ラディカルとは」と入力したことです。

    ラディカルとは。
    「(人、思想が)過激な、急進的な、革新的な」

    えっ、うちってそんな過激派扱いだったの??!
    と最初びっくりしましたが、もう少し調べていったら、
    「根源的な」「根本的な」という意味合いもあるそうで、
    たぶん後者の意味合いでお声がけ頂けたんだろうな~と受け取りました。

    まぁ、住んでる町で穫れたお米をポンして手づくりして、
    できるだけ商流もシンプルにリードタイムも短めに、とやってきてますしね。
    過激派よりは、根源的の方が近しいよね、理解することにしました。

    ということで、ここまでが前フリです。
    先週からの続き(後編)で、
    今年のお盆は高速道路の最寄りSAでひなのやポップアップをがんばった、についてです。

    4年ぶりの制限のないお盆シーズン。
    帰省客で賑わう地方のSAに三日間まるまる身を置いてみて思ったこと感じたこと。

    とてもとても多くの人々が、
    短い滞在時間のなかで、たくさんのお土産をまとめ買いして、次の目的地へと去っていく。
    どわーっとやってきて、どかーっと買って、ササーっと出発。
    みんなすごいソツなくこなしていく感じ。
    あるタイミングからちょっとした集団行動みているような気分になりました。

    この「大型連休、高速道路、サービスエリア」という組み合わせというかシステムというか、
    人の流れ方やモノの買い方買われ方があまりに洗練されていて(完成度がたかい!)、
    すごい高効率にヒト・モノが流れていくなと感動しつつも、
    一定時間以上それを見ていたら脳がゲシュタルト崩壊(*)起こしたみたいで、
    「人がたくさん来るってどういうこと?」「なんで同じ時期にみんな高速道路に乗るの?」
    「なんで同じお土産の箱をひとりで5箱も10箱も買ってくの?」みたいな混乱状態に陥りました。
    (*:Google検索してくださいね)

    実は、先月大阪に催事出張しているときにも同じような感覚を覚えたのですが、
    「都会で働くと、なんでコンクリートの中に潜っていって金属製の動く箱の中に
    ぎゅーっと入らないとスムーズに目的地に行けないんだろう」(地下鉄に乗る、の意)
    非常に多くの人が効率的に地下に吸い込まれて行って、また目的地で拡散されての繰り返し。

    これね、別に社会インフラとかシステムとかを批判している訳じゃないんです。
    無論、その恩恵を相当享受してますしね、効率よく社会や経済が回ることは大切なことです。
    こういった効率とか秩序がないと、とんでもないカオスになるのは自明の理。

    でも一方で、否が応でもその巨大なシステムの中で生きていかないと、
    うまくスムーズにやっていけない世の中なんだなぁ~と思うと、
    少しだけ息苦しさを覚えてしまいました。

    冒頭の「ラディカル(根源的)であること。」
    ひなのやのバリューがラディカルであることであるならば、
    お客さまがラディカルな要素を求めて、ひなのやとお付き合い下さっているならば。
    そして、そう仮定するまでもなく、
    実はそうした「ラディカル」な状態を未来指向している意識は、僕の中にあったりするわけで。

    つくる・うる・たべていただく、というあまりに日常的で意識することのない営為を
    SAで過ごした時間を通じて少し俯瞰的に認識することができた一週間でした。

    SAでお求めくださったみなさま、ありがとうございました。
    関係者のみなさまにも大変お世話になりました~。